今から「バイオコロニー」の微生物に
   
   ついて勉強しましょう。
  
                                        
         バイオコロニ−』の微生物について
 
『バイオコロニ−』は有用微生物バチルス(和名 枯草菌)の突然変異菌の群異体を
休眠状態にした菌製剤で研究者らの報告では同属の菌種は25種と報告されています。
(納豆菌、チーズ菌も分類上は同じ菌種です。)
この微生物を休眠状態にする技術が無ければ、競合培養した微生物は増殖し続けて1ケ
月もすれば消滅して無くなってしまいます。
『バイオコロニ−』の微生物は休眠状態に加工してあるため常温の倉庫で2〜3ケ月
も保存する事が出来ますが、商品が届いたらお早めに散布して下さい。
バチルスは菌体中央付近に楕円形の芽胞を有する桿菌で生存に不適な環境になると、
体中に芽胞を作り強い抵抗力を示す。例えば100℃で数十分の加熱に耐えられると
言われている。
 
    微生物の分解能力
微生物はアンモニア、亜硝酸、硝酸、高BOD溶水、澱粉、硫黄化合物、硫化水素、メ
タン系とその関連有機化合物の含有汚泥土を餌として吸収分解します。
又、微生物が分泌する分泌液(酵素)の働きで蛋白質の分解酵素(プロテア−ゼ)、
中性脂肪を脂肪酸とグリセリンとに加水分解する酵素(リパ−ゼ)、多糖類の加水分
解触媒酵素(アミラ−ゼ)繊維質の分解酵素(セルラ−ゼ)などの酵素で分解する人
畜無害の有用微生物です。
  水質悪化の原因  
有機物のうち蛋白質に由来するものは酸化促進され、アンモニア→亜硝酸→硝酸と酸
化促進されたその過程中、硝酸態窒素は大変毒性の高い物質になります。
硝酸は水温23℃以上に上昇すると化学反応を起こし、硫化水素ガスを発生します。
この硫化水素ガスは大変毒性が高く魚介類や好気性微生物、水性動物やプランクト
ンなどを死滅させます。
養殖漁場の鯛やハマチなどが秋口に突然斃死するのも硫化水素ガスが原因なのです。
近年、汚水浄化槽や下水道等の作業中に硫化水素ガスの発生で尊い人命が失われてい
るのも硫化水素ガスやメタンガスによる中毒死が原因です。
『バイオコロニ−』を散布するとアンモニアや硝酸を分解しますので、汚水浄化槽や
下水道等が浄化され硫化水素ガスの発生が減少します。しかし、安全対策は怠らない
ようにして下さい。

    

  微生物の種類
1、 嫌気性菌
   嫌気性菌は溶存酸素のある条件下では生息できない菌種である。
   そのため、悪化した水質環境を浄化して溶存酸素が発生したら死滅するので、一時
   的に浄化出来ても持続性がないので使用されていない。
 
2、 好気性菌
   好気性菌は溶存酸素が無い場合、若しくは少ない場合は生息できない菌種なので、
   爆気装置を使用しなければ浄化することが出来ません。
   そのため限られた範囲内の浄化なら出来るが、広範囲を浄化しようとすれば、爆気
   装置を大量に設置しなければならないので、設備費用が莫大になり実用化されてい
   ません。国内のほとんどの企業が使用しているのが、この種の微生物です。
   又、自然界の微生物を競合培養してある為に、淡水での利用しかできず培養液化し
   た液状ですから、水深が1mも有ったら微生物が流されて海底や湖底の汚水、汚泥、
   悪臭は浄化できません。
 
3、『バイオコロニ−』の特性
   弊社の微生物は好気性、通性嫌気性菌で分類学上、非常に珍しい菌種で溶存酸素が
   有っても無くても生息できる菌です。そのため溶存酸素が無くても爆気装置を使う
   必要が無いので広範囲の浄化が出来ます。
  『バイオコロニ−』は特殊岩石(ゼオライト)に微生物を培地したため、どんなに
   水深が深い場所でも微生物が流されないで、海底や湖底まで沈みヘドロを分解除去
   して汚水、悪臭を浄化することが出来ます。
   又、淡水、海水併用微生物ですから、港湾、干潟、湖沼、ダムなど幅広く利用でき
   るため、行政や企業、研究機関で注目を浴びています。
 
4、 水質を浄化する条件
   汚染された水域を浄化するには海底や湖底のヘドロに含まれている有機化合物のア
   ンモニア、亜硝酸、硝酸、硫黄化合物などを浄化しなければ水域環境は浄化出来ま
   せん。ヘドロの成分である有機化合物を浄化すれば、溶存酸素が増え水質が浄化で
   きるのです。
                               
  
5、 バチルスの芽胞形態
      このように連鎖状になっています。           微生物は芽胞(核)の中に生息しています。