Q18.天然ゼオライトの特性 ZEOLITE(鉱石)

天然ゼオライトで原発汚染水浄化

東電福島第一原発のタービン建屋地下などにたまる高濃度の放射性物質を含む水の浄化に鉱物「天然ゼオライト」が有望であることを日本原子力学会の有志らがまとめ、7日発表した。
研究チームは、同学会に所属する東北大学など5大学と日本原子力研究開発機構の計59人。福島第一原発で、難航する高濃度汚染水の処理が可能になればと、自主的にデータを集めた。
実験の結果、表面に微細な穴の多い「天然ゼオライト」10グラムを、放射性セシウムを溶かした海水100ミリ・リットルに入れて混ぜると、5時間で約9割のセシウムが吸着されることを確認した。
(2011年4月7日21時32分 読売新聞)

弊社の環境浄化剤『バイオコロニー』は開発時から最高級天然ゼオライトに微生物を培地して環境汚染浄化商品として販売していますが、その効果は国内を含め韓国や中国、台湾、フィリピン等、海外の代理店で絶賛されています。
ゼオライトの効用効果は以下の通りです。

1、分子ふるい作用
ゼオライトは網目構造の細孔を通じて各種の分子を空洞または孔路内に吸着するが、この細孔は通常オングストロームの均一径ををもつため、いわゆる分子ふるい効果を生じ、分子がこの孔経より小さい分子しか吸着しない。
これがゼオライトのもっとも大きい特徴である。 

2、吸湿作用
ゼオライトを空気中に放置したり、水分と接触させると、容易に吸湿して結晶水を復元する性質がある。このようにゼオライトの結晶水は他の含水結晶性物質の場合と異なって、結晶構造の安定化にほとんど関係が無く、結晶水の脱離と再結合が可逆的に起る特徴がある。
この水の吸着は単純な物理吸着でないため、きわめて強い吸湿力を持つ。

3、イオン交換作用
ゼオライト中の陽イオンは水溶液中で異なった陽イオンと接すると、互いに交換する性質があるこの塩基の置換わる作用が塩基交換能(陽イオン交換能)で、塩基能の大きさを塩基置換容量(CEC)(陽イオン交換容量)で表される。
陽イオン交換容量:C.E.C(Cation Exchange Capacity)とも呼ばれ、ちょうど磁石のように陽イオン(窒素・カリウム・ナトリウム・カルシウムなど)を保持したり離したりする力です。
イオン交換性は、ゼオライトの結晶格子の中心部にある珪素(Si)の一部が、アルミニウム(Al)によって置換えられ、陽イオンの欠損が出る、その不足分をナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)の陽イオンを取り込んで補っている。ゼオライトはナトリウム、カリウム、カルシウムなどの陽イオンの肥料成分を吸着、保存し、要求に応じて栄養分(肥料成分)を作物に供給する。

4、塩基置換容量
特にゼオライトの塩基置換容量は永久荷電と言い、周囲の環境(pHなど)に左右されず、長期間その力を持続する特性があります。

5、『バイオコロニ-』とゼオライト
『バイオコロニ-』は最高品質の天然ゼオライトに微生物を培地したため、撒布するだけで汚染された港湾や干潟、ダム、湖沼等、海底や湖底のヘドロまで微生物が到達し、ヘドロを分解除去して汚水や悪臭を浄化します。
『バイオコロニー』が天然ゼオライトに培地できたため、多目的に小さな池から広範囲の環境汚染浄化ができるようになりました。
微生物は地球上で最も分解能力が優れた有用微生物を使用しています。もし、この菌種が地球上に存在しなかったら地球の土壌生産性は脆弱になり地球の半分以上は砂漠化ししていただろうと研究者らも報告しています。
この優れた微生物は溶存酸素の有無に係わらず曝気装置が要らず港湾や干潟、湖沼等、広範囲の環境汚染を経済的に浄化するのは『バイオコロニー』だけなのです。

 

環境浄化剤『バイオコロニー』誕生秘話
弊社が環境浄化剤を開発前は魚類養殖場の魚の餌に添加物として微生物を混入攪拌し、魚の肉質改善や成長促進を目的にモイスペレットを魚に餌を与えていました。
微生物を使用していた漁師に効果を聞いたところ微生物を混入した筏の網が汚れなく成った。又、以前は湾奥のため海底から硫化水素ガスが発生していたが混入飼料を与えるようになって硫化水素ガスが発生しなく成ったと聞きました。
私はスクーバダイビングのライセンスを取得していましたので、その漁師の筏の下で海底に潜る許可を戴き漁師立ち会いのもと海底に潜りました。
初めて潜った養殖場筏の下の海底は綺麗な砂状でしたが、微生物を混入してない区域の海底は雪が降り積もったように真っ白いカビが繁殖して、手を白カビの中に差し込んだら真っ黒のヘドロで視界が見えなくなりました。
毎日少しずつ餌に混入していた微生物が海底に落ちて餌や海底のヘドロまで分解除去していた事が判明しました。
それから環境浄化剤の研究開発が始まり先ず微生物を海底まで沈める事を考えて一時期は栃木県の大谷石を砂状に加工して干潟やゴルフ場の池などに使用しましたが製造過程に不便があり現在使用中の最高級天然モルデナイ系ゼオライトに微生物を培地して環境浄化剤『バイオコロニー』と言う商品名で売り出したのです。
弊社が環境浄化剤として商品化してから20年以上過ぎてから「天然ゼオライト」10グラムを、放射性セシウムを溶かした海水100ミリ・リットルに入れて混ぜると、5時間で約9割のセシウムが吸着されることを確認した。
と読売新聞で報道されました。
 
中国では大連湾原油流出事故で中国科学院大連化学物理研究所は弊社の『バイオコロニー』で原油汚染物質の浄化実験を行ったところ84,1%を分解除去に成功した。
中国の環境局は各大学や研究機関に本格的に「Bio-colony」の現場浄化実験を指示して、大連代理店は大連湾内(20,000㎡)の現場浄化を中国政府と契約書に調印した。
この現場実験で原油汚染物質を500%以上浄化できたら大連湾汚染浄化に本格的プロゼェクトに中国政府と計画中です。

2019年05月03日